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長野風花のプレースタイルの進化!なでしこジャパンへの貢献

イングランドの強豪チーム、リヴァプールFCウィメンに所属する長野風花(ながの・ふうか)選手

2024年パリオリンピックで、12年ぶりのメダル獲得を目指すサッカー女子日本代表、なでしこジャパンのエースナンバー10番を背負う選手です。

そんな長野風花選手のプレースタイルや技術、能力などについて気になる方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は「長野風花選手のプレースタイルや特徴」について徹底解説していきます。

この記事でわかること
  • 長野風花選手のポジションと役割、チーム戦術への貢献
  • 長野風花選手の技術的な特徴とプレースタイルの進化

長野風花さんの家族構成はこちらから。

長野風花さんの彼氏についてはこちらから。

目次

長野風花のポジションと役割は?

長野風花のプレースタイルの進化!なでしこジャパンへの貢献
Xより引用

長野風花選手のポジションはミッドフィルダー(ボランチ)で、いわばチームの心臓部とも言える役割を担っています。

なでしこジャパンでは、主に長谷川唯選手とのダブルボランチを組んでチームの中盤を支える選手です。

ボランチとは

ボランチとは、ポルトガル語で「ハンドル」を意味する言葉
中盤の底でディフェンダーの前に位置し、守備的ミッドフィルダーのポジションです。
守備とパス技術の両方が求められ、チームの「運転」を担う重要な役割

長谷川唯選手が得点に直接結びつける攻撃的な役割が多いのに対して、長野風花選手はどちらかと言うと守備的な役割が多いです。

長谷川唯選手の強みである「瞬時の判断で相手の隙を逃さず走り込む能力」を活かすために、長谷川唯選手が動いたスペースを、長野風花選手が豊富な運動量を武器に粛々とカバーに入る場面がよく見られます。

長野風花選手の魅力のひとつは、試合終盤に相手の体力が落ちてきた隙を見て、ゴールを狙える位置まで攻め上がれるスタミナを持ち合わせている点。

決勝までは、移動を伴う中二日間で勝ち進めていく過酷な日程のパリオリンピックにおいて、長野風花選手のスタミナは一層活きてくるかもしれませんね。

長野風花の特徴的な技術や能力について

長野風花のプレースタイルの進化!なでしこジャパンへの貢献
Xより引用

長野風花選手のプレースタイルには以下のような特徴があります。

長野風花選手の特徴
  • 正確なパス
  • 的確な状況判断
  • 豊富な運動量

長野風花選手は自身の得意なプレーとして「ためをつくること、起点となるパス」と挙げています。

また、的確な状況判断からのパスや、豊富な運動量を武器にした守備での貢献が特徴的です。

それぞれ詳しく解説していきます!

正確なパス

長野風花のプレースタイルの進化!なでしこジャパンへの貢献
日本経済新聞より引用

長野風花選手の特徴、一つ目は「正確なパス」です。

守備的な役割を担うことが多い長野風花選手ですが、攻撃の技術もトップクラスです!

特に攻撃の起点となる「縦パス」が特徴的

2016年のU-17杯準優勝のスペイン戦で見せた堅守を誇る相手のオウンゴール誘発の起点となったスルーパスはサッカーファンを唸らせました!

Match 30: Spain v Japan – FIFA Women’s U17 World Cup 2016

【youtubeで見る】からご覧ください。

ペナルティーエリア手前の中央でボールを持っていた長野風花選手から繰り出されるスルーパス!

ビューティフル!!

パスだけでなく、相手をひらりと交わす技術や、高いボールキープ力も持ち合わせていて、周りをよく見ているところも長野風花選手の特徴の一つかもしれません。

的確な状況判断

長野風花のプレースタイルの進化!なでしこジャパンへの貢献
Xより引用

長野風花選手の特徴、二つ目は「的確な状況判断」です。

長野風花選手は自身の得意なプレーとして「ためをつくること、起点となるパス」と挙げています。

無理にボールに寄らず、状況に応じたポジショニングが上手です。

常にボールに触るというよりは、チャンスと思った瞬間に急にスイッチが入ったようにボールを持つ感じ。

常に首を振って周りをよく見ていて、広い視野と巧みなテクニックを持ち合わせています。

駆け引きが上手で、視線で相手選手を騙して裏をかくプレーや、相手を翻弄する遊び心のあるプレーも魅力!

状況に応じた的確な判断ができる長野風花選手にとって、ボランチは天職といっても良いでしょう。

Fuka Nagano CRAZY Skills Goals Highlights 負荷 長野 クレイジー スキル目標

豊富な運動量

長野風花のプレースタイルの進化!なでしこジャパンへの貢献
FIFAより引用

長野風花選手の特徴、三つ目は「豊富な運動量」です。

長野風花選手のポジションであるボランチは、攻撃も守備もこなす必要があります。

攻守ともにこなすためには、90分間ひたすらピッチを走り続けなければなりません。

長野風花選手は、当時15歳でU-17日本代表に飛び級召集された当初から、トーナメントの連戦にフル出場できるだけの体力を持ち合わせていました。

長野風花選手の豊富な運動量は「サッカーは年齢に関係なく相手のチームより走らないと勝てない」という考えのもと、中学時代から休みを返上して走り込んだ努力の賜物だと言えるでしょう。

中学1年生のころは体力がなく「このままではダメだ」と思って、週二日のオフを返上して1時間走り、その後は自主練を続けました。

サッカーでは、年齢に関係なく、相手のチームより走らないと勝てないですし、よりハードワークしたら優位に試合を運べる。

引用元:JFA.jp(2016年7月22付け)

「練習以外でも自主的にパフォーマンス向上に取り組む姿勢」も一貫しています。

「他の選手とどう差をつけるのか、というところは、練習以外の時間が重要になると思うので、家でも継続したいです」

引用元:Yahoo!ニュース(2017年2月16日付け)

ひたむきにサッカーに向き合う姿勢も素敵!

長野風花の戦術への貢献(チームの戦術において、どのように貢献しているのか、彼女のプレースタイルがチームの戦略とどのように合致しているのか)

長野風花のプレースタイルの進化!なでしこジャパンへの貢献
FIFAより引用

長野風花選手は、長谷川唯選手とともに、なでしこジャパンの不動のボランチとして、中盤でゲームをコントロールする役割を担っています。

的確な状況判断や、正確なパスで攻撃の起点を作ることはもちろん、豊富な運動量で守備力でもチームに貢献しています。

同じくボランチの長谷川唯選手の強みである「攻撃力」を活かすために、長谷川唯選手が動いて空いたスペースを、長野風花選手が豊富なスタミナを武器に粛々とカバーに入り、守備に備える場面がよく見られます。

ボールを持っていなくても積極的に動いて、ゴールへの伏線を作り出す長野風花選手に注目です!

長野風花の過去の実績やハイライト

長野風花のプレースタイルの進化!なでしこジャパンへの貢献
Xより引用

なでしこジャパンの10番を背負い、華麗なる遍歴をお持ちの長野風花選手の過去の実績やハイライトについてまとめました。

幼少期とユース時代
  • 幼少期:5歳で地元のサッカークラブ、FCパルティレに参加。男子チームでプレーし、江戸川レディースにも登録。
  • ユース時代:浦和レッズレディースJr.ユース、ユースに所属し、中心選手として活躍。2014年にトップチームに登録​。
クラブキャリア
  • 浦和レッズレディース (2014-2017): プロデビューを果たし、23試合に出場
  • 仁川現代製鉄 (2018): 韓国のチームでプレーし、21試合に出場し1得点
  • ASエルフェン埼玉 (2019-2020): 34試合に出場し1得点​
  • マイナビ仙台レディース (2021-2022): 20試合に出場
  • ノースカロライナ・カレッジ (2022): アメリカで11試合に出場し2得点
  • リヴァプールFC (2023-現在): 現在はイングランドのリヴァプールFCに所属
代表キャリア
  • U-17日本代表: 2014年のFIFA U-17女子ワールドカップで日本の優勝に貢献
  • U-20日本代表: 2018年までプレーし、20試合に出場し2得点
  • 日本代表: 2018年から日本代表に招集され、39試合に出場し1得点
現在
  • イングランドのリヴァプールFCに所属
  • なでしこジャパンの10番を背負い、中心選手として活躍中

長野風花選手のプレーで記憶に新しいのは、パリオリンピック出場をかけて戦った北朝鮮と戦いで、決勝点となる2点目の起点となったパス。

この戦いで北朝鮮に2-1で勝利し、パリオリンピック出場を決めました。

【日本×北朝鮮|ハイライト】なでしこジャパンがパリ五輪出場権獲得! 高橋はな&藤野あおばがゴール|AFC女子サッカー パリ五輪最終予選 第2戦

長野風花と他の選手を比較した評価

長野風花のプレースタイルの進化!なでしこジャパンへの貢献
web Sportivaより引用

長野風花選手は、パス精度の高さと、守備での貢献を両立させたバランスの取れた選手で、チームの中核として今後も活躍が期待される存在です。

そのプレースタイルは、柴崎岳選手やアンドレア・ピルロ選手を思わせるものがあり、ボール奪取能力と精度の高いパスでゲームをコントロールするスタイルが柴崎岳選手と似ています。

卓越したパス精度と視野の広さ、ゲームのテンポをコントロールする能力はアンドレア・ピルロ選手を思わせますね。

長野風花選手は守備的ミッドフィルダーとして、非常に高いレベルのスキルを持っていて、特にパスの正確さと守備での貢献を高く評価されています。

長野風花のプレースタイルの進化

長野風花のプレースタイルの進化!なでしこジャパンへの貢献
Xより引用

長野風花選手は現在、イングランドのリヴァプールFCに所属し、国際的な舞台で経験を積みながら、日本代表選手としても活躍しています。

プレースタイルの進化としては以下のような点です。

  • 守備力の向上
  • ゲームメイクの発展
  • フィジカルと適応力
  • 戦術理解度の向上

最近では、長谷川唯選手との連携にさらに磨きがかかり、「阿吽の呼吸」ともいえるプレーを見せてくれます。

「(長谷川が)次にこうしそうだな、というのがすごくわかる。それに応じて自分がプレーをするだけ。逆に、カバーしてくれる部分もたくさんある」とさらり。

 長谷川は「こんなに感覚が合う人はいないな、という感じ。自分の長所を助けてくれるのは風花」と「相棒」をたたえる。準々決勝も、2人のあうんの呼吸に注目だ。

引用元:読売新聞オンライン(2023年8月7日付け)

長野風花選手は、守備的ミッドフィルダーとしての役割を果たしながら、攻撃の起点としても活躍するオールラウンドな選手へと成長しています。

まとめ|長野風花のプレースタイルについて

長野風花のプレースタイルの進化!なでしこジャパンへの貢献
Xより引用

今回の記事では、長野風花選手のプレースタイルや技術、能力などについてご紹介しました。

まとめると以下のようになります。

この記事のまとめ
  • ポジションはボランチ(チームの心臓部)
  • 「正確なパス」「的確な状況判断」「豊富な運動量」が持ち味
  • 豊富な運動量で守備力でもチームに貢献
  • 飛び級でU-16日本代表に召集されるなど華麗なサッカー遍歴
  • パスの正確さと守備での貢献を高く評価されている
  • 長谷川唯選手との「阿吽の呼吸」に大注目!

2024年パリオリンピックのサッカー女子日本代表として、なでしこジャパンの背番号10を背負う長野風花さん。

パリオリンピックでのメダル獲得に向けて、長野風花選手の活躍に期待したいですね!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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